引き続き「増収増益」基調

摘要

わが国主要物流企業（上場）の決算がほぼ出揃った。別表は「国際物流」をキーワードとして本誌が抽出した21社について営業収益順にまとめたものである。2015年3月期の各社連結決算で特筆されるのは、ここでとりあげた全社がいずれも増収となった点で、あわせて2社を除いて19社が増益（経常利益）を達成している。また、次期業績についても19社が増収、営業利益ベースでは19社が増益を見込んでいる。各社とも久々に内外で好調な市況に恵まれた結果と言える。このことは、各社決算短信の「経営成績•財政状態に関する分析」に端的に表れている。その典型的な例として以下が挙げられる。『当連結会計年度のわが国経済は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減や物価の上昇により、個人消費に弱さが見られたものの、追加金融緩和の回復などを背景とした円安の進行に加え、原油価格の大幅な下落により企業の収益環境が改善するなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。このような経済情勢のなか、物流業界におきまして、国内貨物は、消費関連貨物の輸送が伸び悩むなど厳しい状況で推移いたしましたが、国際貨物は、米国、アジアを中心に自動車関連や電子部品関連の輸出が増加するなど、総じて堅調に推移いたしました』(日本通運）。『当連結会計年度の世界経済は、日本では消費増税以降継続した低調な消費マインドから緩やかな回復の兆しが見られ、米国では雇用環境の改善や原油安を背景に個人消費の押し上げがあり経済回復は堅調なものとなりました。欧州経済は地域によりばらつきがあるものの低成長が継続しました。アジアでは、南アジアを中心に引き続き一定の経済成長率を保持していますが、中国経済減速が周辺国へ波及しました。国際物流市場は、米国経済回復の後押しもあり、海上•航空貨物共に堅調に推移し、とりわけ航空貨物では、米国を中心とした荷動きは活況なものとなりました」（郵船ロジスティクス）。すなわち、国内経済における消費増税の影響は見られたものの企業の収益環境は米国経済の回復に加えて、原油安が大きなプラス効果をもたらしたことや、更に2014年度の後半には米国西岸における港湾混雑に拍車がかかった結果、航空貨物が久々に活況を呈するという「想定外の恩恵」があったことが大きい。次期の見通しについても、「欧州では依然先行きに不透明惑が漂い、中国でも成長の鈍化が懸念」されるものの、「日本では円安や原油安が追い風となり景気回復が見込まれ米国では個人消費の回復等が景気の上昇を牽引し、全体として緩やかな成長」が期待されている。

机译：日本主要物流公司（上市）的大部分财务报表已经完成。附录是本杂志以营业收入的顺序选择的21家公司的摘要，使用``国际物流''作为关键字。在截至2015年3月31日的每个公司的合并财务业绩中，此处提到的所有公司均增加了收入，除两家公司外，还有19家公司的普通收入（普通收入）有所增加。有。此外，预计下一个财政年度将有19家公司增加销售，而有19家公司预计营业收入将增加。可以说，经过很长一段时间，每个公司在国内和国外都享有良好的市场条件。每家公司财务报表中的“业务绩效/财务状况分析”都清楚地反映了这一点。以下是典型示例。 “在当前合并的财政年度中，日本经济显示个人消费疲软，这是由于消费税上调和价格上涨导致的急需减少所致，但日元在其他货币宽松政策恢复的背景下贬值。除取得进展外，经济仍处于温和复苏轨道，由于原油价格大幅下跌，企业盈利能力得到改善。在这样的经济形势下，在物流业中，由于与消费有关的货物运输不畅，国内货运陷入了困境，而国际货运主要涉及美国和亚洲的与汽车和电子零件有关的货运。总体而言，销售稳健，包括出口增长”（Nippon Express）。 ``在当前合并的财政年度中，全球经济显示出迹象，表明日本已经从消费税上调后持续疲软的消费者情绪中逐渐复苏，而在美国，由于就业环境的改善和低油价，个人消费有所增加。回收情况稳定。尽管存在地区差异，但欧洲经济继续保持低速增长。在亚洲，我们主要在南亚保持了一定的经济增长水平，但是中国经济的放缓已经蔓延到了邻国。在国际物流市场上，海运和空运均保持坚挺，部分原因是美国经济复苏，特别是在空运方面，以美国为中心的货物运输蓬勃发展（Yusen Logistics）。换句话说，尽管在国内经济中提高了消费税的影响，公司的获利环境不仅是美国经济的复苏，而且是低原油价格的巨大积极影响。航空货运由于拥堵而长期蓬勃发展，很大程度上是由于“意外收益”。关于下一财年的前景，尽管人们担心“欧洲的前景仍然不确定，中国的增长也将放缓”，“日本疲弱的日元和原油价格将有助于提振美国的经济和个人消费。预计经济复苏将推动经济增长，并有望实现总体温和增长。

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