複合微生物触媒でポリ塩化ビフエニル類汚染廃棄物を分解

原　富次郎

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複合微生物触媒でポリ塩化ビフエニル類汚染廃棄物を分解

机译：用复杂的微生物催化剂分解多氯联苯污染的废物

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ポリ塩化ビフェニル(PCB)は難分解性の有機塩素化合物の一種で，生体に対し内分泌撹乱作用を示す.PCBの化学構造は，母核となるビフェニル環の水素が1～10箇所塩素置換されたもので，置換基の位置と数の組合せで理論上209種の同族体ができる.廃棄物中の同族体は約120種で，これらが混合した旧鐘淵化学工業社のカネクロールシリーズなどは化学的に安定であり，トランスやコンデンサなどの絶縁油を含む多くの産業分野で利用された.しかし有害性認定後は廃絶となり，夢の物質は廃棄物へと変貌した.現廃棄物処理法は焼却などエネルギー消費型である.微生物触媒の利点は低温での反応を無機溶媒中で行えるため，省エネかつクリーンである.本稿では産学で開発を進めている「複合微生物触媒」による新しい微量PCB汚染廃電気機器の処理法を紹介する.

机译：多氯联苯是一种持久存在的有机氯化合物，对生物体具有内分泌干扰作用，其化学结构是联苯环的氢（即原子核）在1-10位被氯取代。根据取代基的位置和数目的组合，理论上有209个同系物，废物中约有120个同系物，而Kanekabuchi Chemical Co.，Ltd.的Kanechlor系列。它化学性质稳定，已在许多工业领域中使用，包括变压器和电容器等绝缘油，但在确认有害性后将其废除，并将梦想中的物质转化为废物。属于焚烧等耗能型微生物催化剂的优点是节能，清洁，因为低温反应可在无机溶剂中进行。本节介绍了受污染的废弃电气设备的处理方法。

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来源
《日本機械学会誌》 |2015年第1163期|642-642|共1页
作者
原　富次郎;
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作者单位

山形大学;

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