鉄道総研は平成27年12月2日に「盛土の耐震設計等に関するワークショップ(Workshop on Seismic Design of Embankment)」を開催し,鉄道事業者,鉄道設計コンサルタント会社を中心に15社,43名のご参加をいただきました。本ワークショップでは,コロンビア大学リン教授から基調講演として,盛土の代表的な耐震設計手法であるニューマーク法の基本概念からその発展,および既往の地震被害による適用性についての講演を,名古屋工業大学大学院張教授から特別講演として「Clean sandにおける統一的なモデル化と補強土擁壁の地震時応答解析への適用」と題した講演を頂いたほか,東北地方太平洋沖地震級の巨大地震に対する盛土や地盤の設計手法や耐震対策に関しての一般講演があり,現行の設計法における課題や将来に向けた設計の考え方について,実務的な議論が取り交わされました。
展开▼