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砂漠化の歴史を編む

机译：编织荒漠化的历史

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摘要

産業革命後の工業化社会は地球環境をそれまでになく大きく改変してきましたが，その環境改変の実態解明，影響評価，対策などは，たとえば，IPCC(気候変動に関する政府間パネル)などの国際的な枠組みで取り組まれています。一方，約1万1000年前に西アジアの肥沃な三日月地帯(ティグリス川•ユーフラテス川を遡り，シリア，レバノン，イスラエル，エジプトへと至る地域)で野生動植物の栽培化•家畜化が開始されましたが，この食料生産革命が地球環境(とくに乾燥地における)に及ぼした影響の評価は，定性的で地域的にも断片的な記述にとどまっています。そこで栄えた古代文明は砂漠化(土壤侵食や灌溉農業による塩類化)によって滅びたとされていますが，そこで展開された農牧業や砂漠化の実態，食料生産力やメソポタミア人の生活様式の詳細は不明な点が多いのです。その後数千年前に，ユーラシアでは遊牧が始まりましたが，モンゴルのように当時と同じような様式で持続していることは，広く薄く使う粗放的な土地利用によるところが大きいと考えられます。
机译：工业革命后的工业化社会改变了全球环境，例如IPCC（政府间气候变化专门委员会）和其他国际标准被用来阐明环境变化的实际状况，评估其影响并采取对策。它正在此框架中进行研究。另一方面，大约在11,000年前，野生动植物的栽培和驯化始于西亚的新月（该地区的底格里斯河和幼发拉底河一直追溯到叙利亚，黎巴嫩，以色列和埃及）。但是，对这场粮食生产革命对全球环境（尤其是在干旱地区）的影响的评估仍然是质的和地区的分裂。据说在那里繁荣的古代文明已被荒漠化破坏（土壤淹没和农业淹没造成盐碱化），但那里发展了农业，畜牧业和荒漠化的实际条件，粮食生产力和美索不达米亚的生活方式。有很多不清楚的地方。数千年后，游牧开始于欧亚大陆，但它以与蒙古相同的方式继续存在的事实，可能是由于稀少土地的广泛使用。

著录项

  • 来源
    《科学》 |2016年第4期|308-311|共4页
  • 作者

    篠田雅人;

  • 作者单位

    名古屋大学大学院環境学研究科;

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  • 正文语种 jpn
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