人口の科学的分析、すなわち人口統計学はジョン・グラントJohn Graunt(1620-1674年)の著書「死亡表に関する自然的•政治的観察」Natural and Political Observations upon the Bills of Mortability(1662年)に始まるとされている。グラントは1620年、ロンドンの毛織物商の長男として生まれた。小間物商を営んでいたが、成功してロンドン市の種々の職を歴任した後、市会議員になり、また大尉後に少佐の地位も得た。彼はその間学問を積み、多くの地己を得たがその中でウィリアム・ペティとも親しくなった。1662年上記の著書が発行されると、それは高い評判を得、彼はロイヤル•ソサエティの会員に推薦された。しかし1666年のロンドンの大火によって大打撃を受け、その後立ち直ることができずに1674年に死んだ。「死亡表の観察」は彼の唯一の著書となった。
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