東北復興水産加工品展示商談会は 震災が生んだァダ花か

野口一夫

摘要

2015年より毎年、仙台で開催していた東北復興水産加工品展示商談会は6回目の今年、コロナウィルスの影響で開催中止となりました。私は今まで5年間、幹事長として企画運営に関わりましたので、ここで関係者の皆さんへの謝辞とこの会の意味合いについて残しておきたいと思います。そもそも、水産業界では、あまたの展示会、商談会がある中、なぜこの展示商談会が企画されたのか、それは2011年の東日本大震災で広く三陸沿岸地域の水産加工業が大きな痛手を被ったからです。震災前から三陸沿岸地域では地域ごとに水産加工業者の展示会や商談会が盛んに行われていました（今もですが)。しかし、それは県や市の補助金を利用するため地域連携ができず、三陸全体での企画はありませんでした。私は八戸商工会議所の水産業部会代表として、八戸地域の展示会を震災前に開催していましたが、他の三陸地域と競合し、加えて消費地から離れたハンディを感じていました。従来の展示会は三陸各地が独自に開催する中、それぞれが消費地のバイヤーへ声掛けするため主要バイヤーからすると同じ年に何度も三陸各地へ出向くことはなく、結局、各地でバイヤーの奪い合いが起こっていたようです。

机译：比2015年每年都举行了仙台东北复兴,水产加工产品展示洽谈会议6次,今年的冠状病毒

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