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希少がんに対する核医学治療:期待と本邦における課題

机译:稀有癌症对核医学治疗:在期待和各种课题

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摘要

放射性医薬品(放射性アイソトープ標識化合物)を体内に投与し,その特異的病巣集積による放射線照射に基づく治療を核医学治療(内用療法,内照射療法,アイソトープ治療等々の別呼称あり)という.核医学治療に応用可能な放射線には,β線,α線,オージェー電子などがある.現状で臨床にルーチン応用されているのはβ線とα線核種である.核医学治療の利点の一つは,外照射が局所治療であるのに対し,全身の病巣を標的にできることである.β線の有効飛程はおおよそ数ミリメートル,α線の飛程は数十ミクロンであるため,腫瘍組織内のすべてのがん細胞に放射性医薬品が結合あるいは取り込まれなくても,ターゲティングされた細胞の周囲に存在する細胞も照射されるという利点を有している.γ線も放出する核種が多いが,γ線は放射線管理を考えるに際しては重要であるが,病巣への線量寄与はほとんどない.現在,がんを対象に保険診療で実施されているものは,甲状腺分化がんに対する放射性ヨウ素~131I,B細胞性悪性リンパ腫に対する~90Y-ibritu-momab tiuxetan(抗CD20モノクローナル抗体),去勢抵抗性前立腺がん骨転移に対する~233Ra塩化ラジウムの3つのみである.疼痛性骨転移の疼痛緩和剤である~89Sr塩化ストロンチウムは供給がなくなったため実施不能の状態である.いくつかの核医学治療が臨床治験?試験として進行中であり,将来のルーチン使用が期待されているところである.また,実験室レベルでもさまざまな試みが進行中である.核医学治療は,腫瘍へのターゲティングに各腫瘍の生物学的性質を利用したものであり,いわゆる分子標的治療である.非放射性の分子標的治療薬に対する最大の利点は,製剤の病巣集積をシンチグラフィで確認できることにある.つまり,診断と治療が直結しており,さらにシンチグラフィで効果判定も可能である.臓器線量に起因する有害事象の発生リスクを治療前にシンチグラフィで予測可能であることも重要な利点である.このような背景を有する核医学治療は,昨今頻用される theranostics(therapeutics と diagnostics の融合造語)の概念の典型例であるといえる(図1).

著录项

  • 来源
    《腫瘍内科》 |2020年第4期|449-456|共8页
  • 作者

    絹谷清剛;

  • 作者单位

    金沢大学医薬保健研究域医学系核医学;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类
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