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【24h】

運輸事業の公共性と株主

机译：运输事业的公共性和股东

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摘要

新型コロナウイルスによる社会的危機は運輸事業者の脆弱性と社会的重要性を改めて認識させた。そもそも運輸事業は「サービス生産」であり，需要変動の影響を受ける。ある程度の混雑遅延が生じても，とにかく需要を捌ききるだけの施設?供給能力が確保されねばならない。ただ，それは固定費として発生する。需要が増大すれば平均費用は逓減するが，需要が極端に減少すれば固定費を賄う収入が得られず，経営は忽ち危機に瀕することになる。日本の都市鉄道のように，「安定的な」通勤旅客が存在する場合には需要の急激な減少が生じることはなかった。一方，航空輸送(特に国際航空)では需要の変動が顕著で，1991年の湾岸戦争，2001年のアメリカ同時多発テロ，2003年SARS,2008年リーマン?ショック等の際に急激な需要減少が起こり，航空に特有の「イベント?リスク」として注目された。そして今回，底堅いと目される日本の鉄道輸送でも需要リスクが顕在化した。直観的な表現で恐縮だが，それは恐らく広域大震災などとともに鉄道市場稀にみる需要の減少であると思われる。

著录项

  • 来源
    《運輸と経済》 |2020年第876期|2-6|共5页
  • 作者

    山内　弘隆;

  • 作者单位

    一橋大学大学院経営管理研究科一般財団法人運輸総合研究所;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 日语
  • 中图分类 F-020J;
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