役に立つトライボロジーへ

松本　將

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トライボロジーに携わってずっと気になっていることがある．トライボロジーはどのような工学なのかである．工学の古い定義を見ると「人間の富を生産して人間の慰安を図るにある（Hardy Cross，1952）」となっている．最終的に人間の安寧に寄与すべきこと，すなわち役に立つことだ．トライボロジーと言えば何か先進的な印象がある．極端には次世代機械開発のキーテクノロジーでトライボロジーからの発信により新たな展開が生まれる，とよく言われる．しかし学際技術のトライボロジーの進展は，総合されるもとになる基幹技術の進展に依存している．トライボロジー向上ニーズが基幹技術の進展を引き出す．材料の破壊メカニズムや損傷発生確率が未解明なまま，機械要素の摩耗や疲労が論じられるか，である．

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来源
《トライボロジスト》 |2005年第5期|376-0|共1页
作者
松本　將;
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作者单位

早稲田大学大学院情報生産システム研究科;

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类机械摩擦、磨损与润滑;
关键词

役に立つトライボロジーへ

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