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サッカーボール，バレーボールおよびバドミントンシャトルコックの空力特性

机译：サッカーボール，バレーボールおよびバドミントンシャトルコックの空力特性

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サッカー，バレーボール，ゴルフや野球などの球技に用いられるボールは，競技ごとに様々な特徴を持っている．球表面が滑らかな場合の抗力係数は，レイノルズ数によって変化し，レイノルズ数が3×10~5程度までは，ある一定値をとる亜臨界領域，さらにレイノルズ数が増加すると抗力係数が急激に減少する臨界領域，さらにレイノルズ数が増加すると緩やかに増加する超臨界領域に分けられる．この球体表面に粗さがあると臨界領域のレイノルズ数が低レイノルズ数側に移動することがよく知られている．ゴルフボールのディンプルといわれるくぼみは，この効果を利用し，競技領域で空気抵抗を小さくする目的でつけられている．一方，サッカーボールやバレーボールは，あるパネル形状の皮革を縫い合せあるいは融着して作成されている．この接合部分がシームと呼ばれていて，ゴルフボールのディンプルと同様に臨界領域のレイノルズ数を下げる効果があると言われている．このように様々なボールの表面構造と空力特性は密接に関係しているが，ゴルフボールや野球ボールについては過去多くの研究が行われているので，ここでは比較的近年になつて研究が行われるようになったサッカーボールおよびバレーボールの表面構造と空力特の関係について説明したい．

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