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トライボ要素に対する環境影響度評価の適用(第2報): 環境影響度に及ぼす潤滑油成分の影響

机译:トライボ要素に対する環境影響度評価の適用(第2報): 環境影響度に及ぼす潤滑油成分の影響

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摘要

ライフサイクルアセスメント(LCA)は,地球温暖化など,任意に設定した環境影響領域に対して,製品がもつ環境負荷を定量的に評価する手法であり,すでにさまざまな工業分野に適用されている.筆者らは先に,トライボロジーの分野における機械要素部品の一例として自動車エンジン用すべり軸受を取り上げ,軸受の素材製造から製品加工までの製造段階を対象とした環境影響度評価を行って,軸受の耐久性能を考慮した設計が環境負荷の低減に有効なことを報告した.すべり軸受の性能は,使用環境によつて大幅に変化する.そのため,使用環境が違えば軸受の環境負荷データが異なり,その影響が製造段階の環境影響度評価に現れる可能性がある.本研究ではこの問題に着目して,使用環境の因子の一例として潤滑油を取り上げ,その成分を変えた場合の軸受性能を調べるとともに,その結果にもとづいて軸受製造の環境負荷に及ぼす潤滑油成分の影響を検討する.

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