第56回——汚染土の「再生資材」化施設

豊田直巳

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第56回——汚染土の「再生資材」化施設

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2017年に避難指示が解除された飯舘村で20行政区中，唯一，現在も帰還困難区域として住民立ち入りが制限されている長泥地区。その避難指示解除に向け2018年に村が策定した「特定復興再生拠点区域復興再生計画」によると，村は環境省と「村民の帰還意向等を踏まえ適切な区域の範囲を設定しながら,村民が生き生きと暮らすことのできる復興拠点の整備を行う」として，「農の再生に向けた取組や，復興拠点を活用した観光·交流の創出に向けた取組」などを行い，「居住人口(避難指示解除から5年後)」を約180人(うち帰還者178人)にする目標だという。果たして，避難前の長泥地区人口である約250人の約7割が帰還する目標を掲げるこの計画に，妥当性はあるのか甚だ疑問だ。なぜなら，避難指示解除から4年経った現在の村全体の帰還率は2割に満たないからだ。

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《科学》 |2021年第11期|1022-1023|共2页
作者
豊田直巳;
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第56回——汚染土の「再生資材」化施設

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