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【24h】

肺内石綿繊維からみた石綿関連疾患

机译:肺内石綿繊維からみた石綿関連疾患

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摘要

剖検例の検索から,石綿関連疾患患者数の増加傾向がみられ,石綿による健康被害が進んでいるわが国の状況が明らかとなった。 石綿小体の検索から,石綿汚染がほとんどの住民に及んでいること,また,肺癌の約1割,悪性中皮腫の約半数が職業的な曝露を受けていることもわかった。 石綿関連疾患患者の肺内からは主にアモサイト,クロシドライトが検出され,両繊維とも縦横比が大きい繊維で,アモサイトは長い繊維が多く,クロシドライトは細い繊維が多かった。 こうした形状が両繊維の有害性の強い理由だと考えられる。 長い繊維の方が短い繊維に比べて有害であることは動物実験で報告されている(Stanton et al., 1981)。 一方,工業的に多く使用されたクリソタイルはあまり多く検出されなかった。このことは,短い繊維で多く存在している可能性も否定できないが,少なくとも長い繊維としてはそれほど多く肺内に存在していないことを示している。 また,トレモライトとアクチノライトが背景人口で多く見られたが,クリソタイルやタルクに混入していた可能性が考えられる。 石綿小体は,縦横比が大きな長い繊維で形成されやすく,比較的害の強い繊維を評価しているという意味で,有効な石綿曝露の指標であると考えられる。 わが国は使用した石綿のほとんどを輸入に頼っており,世界的にも石綿使用量が多い国で,1990年頃までの輸入量は約30万トンである。 石綿関連疾患の潜伏期間が20~40年であることを考えると,今後も石綿関連疾患患者の増加が憂慮される。

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