衝撃波を用いたドラッグデリバリーシステムの開発

玉川雅章

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衝撃波を用いたドラッグデリバリーシステムの開発

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近年，衝撃波を医療に応用した例として，集束衝撃波結石破砕術(Extra-corporeal Shock Wave Lithotripsy: ESWL)がある．これは，人体内の結石を開腹せずに，衝撃波を光のレンズのように集束させて高圧力を発生させ，結石を破壊する方法である．このような衝撃波の破壊のメカニズムは，物質がもつ音響インピーダンスといわれる固有の値が，結石と生体（人体）組織の間で異なることから生じる．したがって，人体内では衝撃波の反射がほとんどなく透過していくのに対し，結石の部分では衝撃波は反射し圧力が石に作用し，一定の条件が満たされると石が破壊する．つまり，生体組織には損傷を与えず，石だけを破壊する治療法となる．衝撃波を医療に用いることの意義はこの“生体に損傷を与えない”という点にあり，結石治療以外の分野での応用が多数試みられている．ここでは，音響インピーダンスの異なる場所に衝撃波が作用する仕組みを応用した人体内のドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発について簡単に紹介する．

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来源
《日本機械学会誌》 |2006年第12期|997-0|共1页
作者
玉川雅章;
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原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类 TH-53;
关键词

衝撃波を用いたドラッグデリバリーシステムの開発

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