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玄武岩質岩石へのCO_2地中貯留の適用--反応速度モデルにもとづく溶解?沈澱シミュレーションによる鉱物トラッピングの推定

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摘要

玄武岩地域(富士山,八丈島,北松浦地域)の深さ1000m,40°Cの地下水へCO_2を圧入した場合の水一岩石反応による鉱物組成,地下水水質の時間的変化についてのシミュレーション計算をPATHARCに基づき行った。このPATHARCに基づく鉱物溶解速度定数に関する①データベース(PATHARC)と②実験値(鹿園ら,2008)を用いてのシミュレーション計算の結果,玄武岩中のアノーサイト,フォーステライト,ディオブサイドの溶解によりCa,Mgが徐々に供給され これらの濃度が上昇し,pHも上昇し,ドロマイトおよび方解石が生成し,これらの炭酸塩鉱物により長期的に炭素固定が生じることが明らかにされた。炭素固定量から判断すると,八丈島未変質玄武岩,富士末変質玄武岩,北松浦変質玄武岩の順序で貯留母岩に適しているが,長期的CO_2固定効率は各試料によりあまり異ならない。また,未変質岩(試料1,2)?変質岩(試料3)に関わらず長期的には,注入されたCO_2の多くが炭酸塩鉱物によって炭素固定されると推定される。以上より,未変質玄武岩(試料1,2)?変質玄武岩(試料3)による圧入CO_2の効率的な長期的な鉱物固定は可能であり,玄武岩地域はCO_2貯留地として期待されるといえるであろう。わが国には,日本海拡大期に活動した玄武岩類が新第三系下部に広範に分布し,石油天然ガスに対する火山岩貯留層として,鉱床形成の場となっている(Tauchiya et al.,1989;佐藤,津田,1992)。これら鉱床が枯渇した後の構造をCO_2地中貯留の場に転用することは,非現実的な考え方ではなかろう。本研究から,玄武岩質の火山岩貯留層には多大のCO_2鉱物固定効果が見込まれることが判明した。砂泥互層からなる堆積岩体に加え,CO_2地中貯留対象としての可能性を真剣に検討すべきと考える。

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