小笠原群島父島に産する低Caボニナイト系列岩の2つの組成変化トレンド

矢嶋 一仁

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小笠原群島父島に産する低Caボニナイト系列岩の2つの組成変化トレンド

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小笠原君羊島父島に産するデイサイトおよび石英デイサイト/石英流紋岩は，石英斑晶の有無により区別され，デイサイトは円緑湾累層上弧石英デイサイト/石英流紋岩は円緑湾累層を整合で覆う旭山累層に産する。両者は，円縁湾累層の下部を構成する低Caボニナイトおよび古銅輝石安山岩と地球化学的特徴が酷似し，低Caボニナイトを親マグマとする結晶分化生成物と考えられる。分化は，低Caボニナイト，古銅輝石安山岩，デイサイト，石英流紋岩の順に進むと考えられる。岩石記載および全岩組成変化において，デイサイトにはソレアイト的な，石英デイサイトにはカルク·アルカリ系列岩的な特徴が認められる。石英デイサイトが示すカルク·アルカリ系列岩的な特徴は，石英流紋岩と古銅輝石安山岩とのインターナル·マグマ混合によって形成されたと考えられる。一方，デイサイトが示すソレアイト的な特徴は，低酸素分圧の条件下で結晶分化することにより，鉄鉱の晶出が抑制され，比較的Feに濃集したため形成されたと考えられる。

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来源
《岩石鉱物科学》 |2003年第2期|51-67|共17页
作者
矢嶋一仁;
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作者单位

東北大学大学院理学研究科地学専攻;

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类岩石学;
关键词

小笠原群島父島に産する低Caボニナイト系列岩の2つの組成変化トレンド

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