加工技術の進展とトライボロジー：金型研磨の進展とトライボロジー

清水友治; 岩渕明; 梅原徳次Tomoharu ShimizuAkira IwabuchiNoritsugu Umehara

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日用生活品から産業機械まであらゆる分野で多量生産の手段として大きな役割を担ってきたものに金型がある．金型は，プラスチックの成形，金属のプレス加工，ガラスの成形，鍛造，鋳造，粉体成形など様々な製品加工に用いられる．現在，金型には，ニーズの多様化，コスト削減，納期短縮，精度と品質の向上，生産性の向上などがますます要求されてきている．このような金型はエンドミルを用いた研磨レスの機械加工が研究されているが，製品の複雑な三次元形状に対応するため，現在でも放電加工により製作されることが多い．放電加工された金型には，梨肌と呼ばれる表面の荒れや加工変質層が発生し，その除去工程を必要とする．それに関する金型製造の最終仕上げ工程では，多くが，未だ手作業による研磨，磨き加工によって行なわれている．従来より，研磨作業は，研磨布，オイルストーン等のスティック砥石，ディスクグラインダ，ハンドグラインダ，超音波磨き機等の電動工具を用いた手作業により，数段階の工程で行なわれている．その作業自体は作業者の試行錯誤に基づいた経験や勘によって行なわれ，熟練的要素の多い作業となっている．また，その研磨時間は金型製造工程の15％から45％を占めているといわれている．そのため，金型の研磨法や自動研磨装置の研究開発が行なわれているが，金型自体は量産されることがほとんどなく，大きさ形状も様々であり，研磨工程までの自動化は困難となっている．ここでは，著者らが研究してきた金型研磨とトライボロジーとの関わりについて解説する．

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来源
《トライボロジスト》 |2002年第6期|436-442|共7页
作者
清水友治; 岩渕明; 梅原徳次Tomoharu ShimizuAkira IwabuchiNoritsugu Umehara;
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作者单位

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类机械摩擦、磨损与润滑;
关键词
Polishing; Corrosive wear; Combined electro-polishing; Magneto-rheological fluid; Magnetic field; Arrangement; Mold;

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