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大分磨崖仏の帯磁率および含水率に基づく非破壊劣化評価

机译：大分磨崖仏の帯磁率および含水率に基づく非破壊劣化評価

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大分磨崖仏の制作時代に関しては必ずしも明らかではないが，平安時代後期から室町時代にかけてであるといわれており，県内には，約40箇所に磨崖仏群が点在している（例えば渡辺, 1979）。 県南から県央に分布する磨崖仏のほとんどは約9万年前に阿蘇火山から噴出したAso-4火砕流堆積物に彫られている（Fig.1）。 県北にも国東半島を中心に磨崖仏が点在している。 本論文では，Aso-4火砕流堆積物に彫られた大分県の県南から県央にかけて分布する代表的な磨崖仏群である菅尾（Sugao）磨崖仏群, 緒方宮迫（Ogata Miyasako）磨崖仏群（東および西），犬飼（Inukai）磨崖仏群，臼杵（Usuki）磨崖仏群（古園，ホキ第一，ホキ第二），門前（Monzen）磨崖仏群（大日磨崖仏群とも呼ばれている），大分元町（Oita Motomachi）磨崖仏群を調査の対象とした。 調査は，1998年3月と10月, 1999年8月および2000年5月に行なった。

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