構造力学から眺めたロックフィルダムの設計

水山　功

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構造力学から眺めたロックフィルダムの設計

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以上，フィルダムの構造設計の要件を構造力学という視点から眺めてみました。重力ダムの構造要件とフィルダムの構造要件は極めて類似したものであることがお分かりいただけたものと思います。しかし，詳細な設計論からいうと，二つの構造型式の間には大きな違いがあります。その第一は，「重力ダムの材料は弾性体，フィルダムの材料は塑性体である」ということ，第二は，「重力ダムは一体構造物，フィルダムは粒状体の集合構造物である」ということです。そこで，本稿でも多少述べましたが,構造の要件の細部には異なる点もあり，構造設計に用いる安全率（安全係数）の値のとり方も変わってきます。なお，タイトルに揭げたように，本稿は「構造力学から眺めたロックフィルダムの設計」を述べたものです。しかし，フィルダムの設計理論を正しく習得するには「土質力学からのアプローチ」が必要です。したがって，土質力学の専門書や最新の論文を読んで，さらに勉学に励んでいただきたいと思います。

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来源
《ダム日本》 |2020年第909期|86-100|共15页
作者
水山　功;
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作者单位

日本エ営株式会社流域水管理事業部技術参与（ダムマイスター05-055);

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構造力学から眺めたロックフィルダムの設計

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