病理学?病理診断業務からみえる難病克服への扉

池田栄二

摘要

遡ること3年,2020年4月に本総会の会長を拝命いたしました.「病理学?病理診断業務からみえる難病克服への扉」を学会テーマとして掲げ,学会の開催に向け以下の方針を立てました.① 日本病理学会総会に求められるすべてのニーズに応える構成とするが,あくまでも学術に重点を置く.② 他分野の研究者ではなく病理学者?病理専門医だけがもちうる視点から疾患病態に切り込む.③ 病理学の将来を担う若手が主体的?積極的に参加でき,彼らの研究マインドを涵養しうる構成とする.会長を拝命した2020年4月は,第109回日本病理学会総会が完全web形式での開催となるなど COVID-19感染拡大が顕在化した時期であり，本総会の準備はすべてCOVID-19パンデミックの中で進められました.一番の悩みは，現地参加者数など人の流れがつかめないことであり，あらゆる状況に対応可能な開催形式の構築が必須となりました.現地開催（口演発表,ポスター発表）を基本とし，現地開催中の全口演のライブ配信，特定の現地開催セッション（宿題報告,特別講演,招聘講演，特別企画,シンポジウム）のオンデマンド配信を併用する形式とし準備を開始いたしました.ポスターセッション（一般,学部学生）は現地開催のみ,講習会セッション（系統的病理診断講習会，臓器別病理診断講習会,剖検講習会,分子病理診断講習会，専門医共通講習会）は現地開催なしでオンデマンド配信のみとしました.

病理学?病理診断業務からみえる難病克服への扉

摘要

著录项

相关主题

期刊订阅