日本の林野火災の現状と課題—対策と研究の進展に向けて—

後滕義明

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日本の林野火災の現状と課題—対策と研究の進展に向けて—

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務省消防庁が毎年発表する消防白書 (https://www.rdma.go.jp/publication/ #whitepaper)によると、日本では1年間におよそ3万7千件の火災が発生しています。そのうち建物火災が占める割合が約55%と最も多く、林野火災は3.4%となっています（2016-2020年の平均値)。割合としては少ないのですが、2021年2月に発生した栃木県足利市の林野火災のように大面積にわたって森林が焼失することもあり、他の火災に比ベ周辺環境に与える影響は極めて大きいといえます。オーストラリアやアメリカ西海岸、ヨーロッパの地中海沿岸地域で大規模な林野火災が多発していることは報道でもよく取り上げられています。しかし、日本で発生している林野火災の実態については、一般にはあまり知られていないのが実情ではないでしようか。本稿では、日本での林野火災の発生傾向を概観し、特に大規模な火災の実態や、発生原因に関する課題について検討します。今後の林野火災対策や研究の進展に少しでも役立つことができればと思います。

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来源
《森林技術》 |2023年第2期|2-6|共5页
作者
後滕義明;
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作者单位

(国研)森林研究,整備機構森林総合研究所森林防災研究領域研究専門員〒305-8687茨城県つくば市松の里1;

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正文语种日语
中图分类林业;
关键词

日本の林野火災の現状と課題—対策と研究の進展に向けて—

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