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生態系モデルを用いた海藻養殖漁場における貧栄養化要因の解析 : 伊勢湾口的矢湾海域における事例

机译:生態系モデルを用いた海藻養殖漁場における貧栄養化要因の解析 : 伊勢湾口的矢湾海域における事例

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摘要

栄養塩類が豊富な内湾域は海藻養殖漁場として利用されてきたが,近年,生産性の低下が全国で問題となつている(例えば堀ら,2008;川口·高辻,2010;反田ら,2014;蒲原ら,2018).今回研究対象海域とした伊勢湾口海域的矢湾奥伊雑ノ浦では,ヒトェグサ(Monostroma nitidum)の生産量が1970年頃には300トン以上であつたが,現在は養殖環境の恶化により操業が厳しい状況となっている.地元漁業協同組合は,生産性低下要因として濁りと栄養塩不足を挙げている.濁りについては田崎ら(2017)が現地観測を実施し.当海域では出水や強風等のイベント時のみならず,潮汐によっても恒常的に濁りが発生し,ヒトェグサの生長を阻害していることを明らかにした.また.数値モデルにより濁り抑制対策を実施した際の効果についても定量的に評価している(田崎ら,2018).一方の栄養塩環境については,宮向ら(2021)がヒトエダサの生産がほとんど行われていない現在(2014年から2015年)と,生産量が比較的多かつた過去(1996年から1997年)を比較することで,海域における栄養塩濃度が近年,低下していることを明らかにし,その要因として河川負荷量の減少だけでなく,底泥からの栄養塩溶出量の減少も関与していることを示唆した.底泥からの栄養塩溶出量減少は底質環境が悪化したことにより底生生物現存量が滅少したためと推察しているが,使用したデータが夏季のみの限定的なもののため推測の域を出ていない.そこで.現地観測により得られたデータを基に生態系モデルを利用し,現在の栄養塩環境を再現したうえで,ヒトエグサ生産量の多かった過去の底生生物現存量および河川負荷量を想定した場合の栄養塩濃度予測を試み,栄養塩濃度の低下に関する河川負荷量の減少と,底泥からの栄養塩溶出量の減少について周年にわたる定量的な評価を行った.本研究では河川負荷量に加え,底泥からの栄養塩溶出量も定量的に評価する必要があるため,物理環境を再現する流動モデルに浮遊生態系と底生生態系をカツプリングした浮遊系-底生系結合生態系モデル(大見ら,2008;橋口ら,2017)を組み込んだモデルを用いた.

著录项

  • 来源
    《海洋理工学会誌》 |2022年第1期|31-43|共13页
  • 作者单位

    株式会社サイエンスアンドテクノロジー;

    〒466-0031 愛知県名古屋市昭和区紅梅町3-9-2;

    名城大学大学院総合学術研究科,〒468-8502名古屋市天白区塩釜口 1-501;

    株式会社日本海洋生物研究所;

    〒466-0031愛知県名古屋市昭和区紅梅町3-9-2;

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  • 正文语种 日语
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