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ダサチニブによる寛解導入療法後に未受精卵子凍結を実施した Philadelphia染色体陽性急性リンパ芽球性白血病の1例

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摘要

【緒言】チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)は,Philadelphia染色体陽性急性リンパ芽球性白血病(Ph + ALL)に対し有 効な薬剤である.治療に際し妊孕性温存が検討されるが,第1世代TKIであるイマチニブの投与中では得られる卵 子数が減少することが報告されている.ダサチニブやニロチニブなどの第2世代TKIの投与に関連した妊孕性温存 の報告はない.今回,ダサチニブによる28日間の寛解導入療法終了後まもなく調節卵巣剌激を開始し未受精卵子凍 結に成功したPh + ALLの症例を経験したので報告する.【症例】19歳,0妊の女性,繰り返す紫斑を主訴に近医を受診したところ血小板減少症が判明し,Ph + ALLの診断 に至った.プレドニゾロンとダサチニブによる寛解導入療法が直ちに開始され,患者の血球数は徐々に正常化した. 寛解導入療法の終了前に当科で妊孕性温存療法のカウンセリングを実施し,未受精卵子凍結を実施する方針となっ た.抗ミュラー管ホルモンは9.30ng/mLであった.ダサチニブ最終投与の2日後,速やかにrecombinant FSHとジドロゲステロンによる調節卵巣刺激を開始した.9日間連続投与し,hCG投与の36時間後に21個の卵子を採取,ガラス化法で凍結保存した.採卵の1週間後(ダサチニブ終了19日後)には予定通り地固め療法を開始しえた,さら に1か月後には弟からの造血幹細胞移植が予定されている.【考察】妊孕性温存にはダサチニブの休薬期間は2日間で十分であるか,あるいは得られる卵子数に対してダサチ ニブはイマチニブほど影響が大きくない可能性が考えられた.TKIが妊孕性に及ぼす影響は明らかではなく,さらなる検討が必要である.

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