二塩基酸エステル誘導体が形成する吸着分子膜の構造とトライボロジー特性

山下直輝; 平山朋子; 山田悟史清水湧太郎小田和裕川本英貴

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二塩基酸エステル誘導体が形成する吸着分子膜の構造とトライボロジー特性

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地球温暖化の進行を抑制するために，温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を削減する必要がある．自動車エンジン油の低粘度化は，主にピストンや軸受部における流体抵抗による摩擦を低減して燃費性能を向上できるため，温室効果ガスの排出削減につながる．しかしながら，エンジン油の低粘度化は油膜切れを引き起こしやすく，しゅう動部における摩擦や摩耗の増大に加えて焼付き発生のリスクが高くなるため，エンジン油にはモリブデンジチオカーバメート（MoDTC）やジアルキルジチオリン酸亜鉛（ZnDTP）に代表される潤滑添加剤が加えられる．MoDTCやZnDTPは，高温·高圧Fにおいて金属表面に被膜を形成することによって摩擦や摩耗を防止するが，添加剤由来の金属スラッジの発生やオイルフィルタの目詰まり，リンや硫黄による排気ガス処理のための触媒被毒などの問題を引き起こす．そのため，金属·リン·硫黄などの成分を含まない無灰型の潤滑添加剤の開発が進められている．

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来源
《トライボロジスト》 |2022年第4期|284-298|共15页
作者
山下直輝; 平山朋子; 山田悟史清水湧太郎小田和裕川本英貴;
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作者单位

東京理科大学理工学部機械工学科;

京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻;

日油㈱油化学研究所高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所;

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类机械摩擦、磨损与润滑;
关键词

二塩基酸エステル誘導体が形成する吸着分子膜の構造とトライボロジー特性

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