不妊治療の保険適用への困難な道のりを乗り越えて

大須賀穩

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不妊治療の保険適用への困難な道のりを乗り越えて

机译：不妊治療の保険適用への困難な道のりを乗り越えて

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1.菅総理大臣の保険適用の所信表明まで一昔を振り返ってー:昔話になるが自分が海外に留学していた約30年近く前,国名の記憶は定かでないが,同じ研究室の欧州の国の先生と話したことがある.ちょうどー般の体外受精が広まり始めた頃であった.不妊症について日本では一般の病気であるという認識はなく,何か特殊なことでとても人には言えない病気であるという雰囲気があった.不妊治療の多くは保険適用でなく，治療すること自体が素直に自然な行為と言えるかどうかという状況であった.しかし欧州の先生が言うには,不妊症は病気であり本人が希望すれば治療するのは自然で，体外受精にも公的補助があったと記憶している.1948年に発効したWHO憲章には「健康とは，完全な肉体的，精神的及び社会的福祉の状態であり,単に疾病又は病弱の存在しないことではない」とある.よって私自身は不妊症を普通の病気と考えることにはとても納得がいった.当時私は大学や連携病院で多くの不妊症患者を診察していたので，早く日本も欧州の様に不妊症が普通の疾患として治療される口が来るようにと願ったものである.

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来源
《日本產科婦人科学会雑誌》 |2023年第3期|386-391|共6页
作者
大須賀穩;
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作者单位

東京大学産婦人科;

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类妇产科学;
关键词
不妊症; 保険適用; ガイドライン;

不妊治療の保険適用への困難な道のりを乗り越えて

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