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コラーゲン繊維の超疎水的修飾:鞣しに代わる加工法

机译:コラーゲン繊維の超疎水的修飾:鞣しに代わる加工法

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摘要

鞣しはコラーゲン繊維と鞣剤の架橋結合と考えられ,一般的に鞣しは革の吸水性を抑え,疎水性を高める。しかしながら,鞣剤の多用は環境への負荷を増大させる危険性がある。そこで筆者らは"鞣剤を使わない鞣し法"の開発を試みた。牛ピックル皮を脱水し,その後に超疎水的修飾を施し,超疎水性を持つコラーゲン繊維を調製した。脱水の目的は,水がコラーゲン繊維に対し粘り付く効果の除去であり,それにより分散された階層的構造を持つコラーゲン繊維が得られた。超疎水的修飾はコラーゲン繊維構造を分散,安定化させるだけでなく,コラーゲン繊維を浸水から守る。クロム鞣しコラーゲン,グルタルアルデヒド鞣しコラーゲンと比べ,超疎水性コラーゲンは,疎水性が高く,吸水度が低く,物理的性質が向上していることがわかった。また,超疎水性コラーゲンの液中熱収縮温度は92.5℃に達した。本法は従来の鞣しに代わる,環境に優しい,新規の原料皮加工法として期待できる。

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    《皮革科学》 |2023年第1期|34-34|共1页
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  • 正文语种 日语
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