鑑別の森第22回子宮頸部生検での非腫瘍とCIN1 Answer 1

森谷鈴子

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鑑別の森第22回子宮頸部生検での非腫瘍とCIN1 Answer 1

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子宮頸部上皮内腫瘍cervical intraepithelial neoplasia 1 (CIN1)は,“neoplasia"という用語を含みつつも,一過性の human papillomavirus (HPV)感染であるコンジローマも包括した概念で，low-grade squamous intraepithelial lesion (LSIL)と同義語として扱われています.よって混乱を避けるために，本稿では今回のお題である「非腫瘍とCIN1の鑑別」を「non-SILとLSILの鑑别」という用語に置き換えて記載することにいたします.子宮頸部の扁平上皮内病変squamous intraepithelial lesion (SIL)はすべてHPV関連であり，HPV感染による細胞変化が種々の程度に存在し,そのグレード (low or high)にかかわらず，"異型細胞"は全層性に存在します.コイロサイトーシスに代表されるHPV 感染による細胞変化が明らかな場合には,non-SIL or LSILの診断に迷うことは少ないと思われます.しかし,どこからを有意な核異型とするかの判断は実際には難しいことが多く,LSILの診断者間一致率は低いことが知られています.正直なところ，本稿を執筆するにあたって改めて過去の標本を見返す中で,当時自らが下した診断が間違っていたのではないかと思う症例や,日によって違うように見えてくる微妙な症例もありました.

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来源
《病理と臨床》 |2023年第7期|0756-0760|共5页
作者
森谷鈴子;
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作者单位

滋賀医科大学医学部付属病院病理部;

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类病理学;
关键词

鑑別の森第22回子宮頸部生検での非腫瘍とCIN1 Answer 1

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