パノラマX線画像上での上顎洞評価の困難性について

宮村侑一; 小田昌史; 田中達朗 若杉（佐藤）奈緒松本（武田）忍長崎祐太郎 今村義治森本泰宏

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パノラマX線画像上での上顎洞評価の困難性について

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上顎洞は副鼻腔の一つであり,鼻腔を通して外界と交通している。上顎洞は粘液線毛排泄経路を介して異物を体外に排泄していく役割を果たしている。そのため,この経路の機能が適切に働かない状態に陥ると感染の可能性が増してゆく。排泄経路は上顎洞の自然孔,上顎漏斗,中鼻道の半月裂孔そして鼻腔である。それぞれの構造物はComputed Ibmography (CT)や Magnetic Resonance Imaging (MRI) で正確に描出することができる。勿論,上顎洞には粘膜, 骨，血管など様々な組織が存在しており炎症だけではなく, 悪性腫瘍をはじめ様々な疾患が発症する。そのため,上顎洞の疾患には単純X線撮影を行った後,病変の存在を疑った場合CTやMRIを用いて評価する必要がある。しかし，歯科医師の多くは歯科関連疾患の診断に口内法X線画像 .やパノラマX線画像を用いて評価せざるを得ない。パノラマX線画像には常に上顎洞が描画されるものの，限界があり，注意深く読影する必要がある。三次元構造を二次元で描出するだけではなく,歯列弓を評価するための断層撮影であることが理由である。例えば，上顎洞の各壁は接線として描出することはできない。今回，我々はパノラマ X線画像では上顎洞疾患の判断に苦慮する症例を写真供覧として報告する。

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来源
《歯科放射線》 |2021年第1期|16-18|共3页
作者
宮村侑一; 小田昌史; 田中達朗若杉（佐藤）奈緒松本（武田）忍長崎祐太郎今村義治森本泰宏;
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作者单位

九州歯科大学歯科放射線学分野;

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类口腔科学;
关键词
パノラマ X 線画像; 上顎洞; 隔壁;

パノラマX線画像上での上顎洞評価の困難性について

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