硬化コンクリート中の塩化物イオン量を分析するには,JCI-SC4「硬化コンクリート中に含まれる塩分の分析方法」やこれをもとに制定されたJIS A 1154「硬化コンクリート中に含まれる塩化物イオンの試験方法」によることが一般的であり,試料採取方法として,JCI-SC8「硬化コンクリート中に含まれる塩分分析用コア試料の採取方法」などが規定されている。JCI-SC8では,JIS A 1107「コンクリートからのコア採取方法及び庄縮強度試験方法」同様に,コア径は「粗骨材の最大寸法の3倍以上となるようにする。」と規定されており,一般的にはφ100mmのコアが採取されているようである。
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