湿式紡糸で作るモノフィラメント状ナノファイバー

小野　努; 渡邊貴一

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湿式紡糸で作るモノフィラメント状ナノファイバー

机译：湿式紡糸で作るモノフィラメント状ナノファイバー

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エレクトロスピニング(ES、電界紡糸)法の原型はかなり古いものであるが、2000年代に入ってからナノファイバーとして改めて脚光を浴びるようになり、ここ20年間でエレクトロスピニングの量産技術も発展してナノファイバー不織布が市場にも出回るようになってきた。一方、ナノファイバーのフィラメント化技術は、海島型紡糸1,2)やレーザー超音速延伸法3,4)など溶融紡糸の微細化において研究されてきた。そのため、フィラメント状ナノファイバーの原料となり得るのは、溶融可能な合成高分子が主流であり、熱に弱い天然高分子などの紡糸には不適合である。湿式紡糸のひとつでもあるES法は、これら溶融しない高分子の分散溶液も原料とできるが、高電圧下で引き伸ばされた液滴は分岐して着弾するなど、ナノファイバー不織布状に調製することは可能であるが1本の繊維として回収することは困難である。また、調製時の高分子析出挙動の制御を含めた調製条件の最適化は容易ではなく、現在市販されているナノファイバー不織布の原料もES法では限られている。

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来源
《繊維学会誌》 |2023年第927期|188-190|共3页
作者
小野　努; 渡邊貴一;
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作者单位

岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域〒700-8530 岡山市北区津島中3-1-1;

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湿式紡糸で作るモノフィラメント状ナノファイバー

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