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理学と工学の境界としての非平衡開放系へのアプローチ

机译:理学と工学の境界としての非平衡開放系へのアプローチ

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摘要

理工学研究所第5部門研究では,「理学と工学の境界としての非平衡開放系」について,主として溶液ならびに分子集合体系(塩井,伴),微粒子系(森),ナノメソ構造材料系(三宅)について研究を進めている。 今回は,油水界面(溶液系)の研究を中心に,本部門研究の一部について発表する。 近年,機能的な材料や化学システムを構築する原理としての自己組織化が注目されている。 いわゆる「自己組織化」現象は,系が熱力学的平衡状態ある,あるいはそれに漸近する状況で出現するself-assembly(以下,自己集合)と,非平衡開放系にある系の動的安定性(非線形性)により出現するself-organization(以下,自己組織化)に大別することができるとされている。

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