日本の生産現場は強い。次々と改善を繰り返し、問題に気がつけばすぐに解消する。工場のIoT(Internet of Things)化によって稼働状況をリアルタイムに把握し、問題があれば改善を図ることで、製品品質の安定や稼働率の向上を達成した事例が増えている。ただし、現場にはIoTで集めたデータに対してもっと大きな期待がある。日経ものづくりが2017年12月に実施した調査(p.68の「数字で見る現場」を参照)では、工場で得られたデータを深く分析すると「今まで知られていなかった知見を(今後)得られる可能性がある」と期待した回答が85.5にもなった。
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