永年,摩擦と潤滑“friction and lubrication”という用語に親しんできた.佐々木外喜雄先生のユニークな名著「軸受」は先駆的名著であるが,今では希覯本となった.曾田範宗先生の啓蒙的名著「摩擦と潤滑」は,この道を志す者の必読の入門書であった.ところが20世紀後半,技術革新が叫ばれるころ,“friction and lubrication”を包含し,さらに広く深い概念を有する“tribology”が登場し,新鮮なセンスをもつ科学技術用語として瞬く間に学界#12539;工業界はもちろん,社会全般に波及してきた.
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