SAM膜作製とその評価のノウハウ

石田敬雄; Takao Ishida

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自己組織化単分子膜(Self-Assembled Monolayer，SAM)（図1）は基板と分子が化学吸着であり単分子膜自体の安定性も高く，分子を含んだ溶液に基板を浸漬するだけでできるという作製法の簡便さからいっても，次世代の潤滑剤の一つとして使える可能性があり，トライボロジ一分野でも研究が始められている話を聞く．しかし，実際に文献を読むと簡単にできるように書いてあっても実際に実験をする段階になると意外とむずかしいらしく，いろんな先生方から，「うちではできないんですよ」という話をよく聞かされる．トライボロジー関係者だけでなく本来はこういうことが得意なはずの化学系の研究室でも苦労されているそうだ．筆者はたまたまSAM作りのノウハウについて十分に知り尽くした研究者の方にかつてポスドクとして雇ってもらっていたため，非常に幸運なことに金(Au)上のSAMについてはそれなりにうまく研究をすすめることができた．でもいろいろな話を聞くと皆さん割と簡単な部分でつまづいているかなという感じがする．たとえ不活性なAuの上といえども実は汚染があったりするし，その汚染を取るときに前処理方法を間違うとSAMができないということもよくある．

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来源
《トライボロジスト》 |2002年第10期|778-784|共7页
作者
石田敬雄; Takao Ishida;
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作者单位

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类机械摩擦、磨损与润滑;
关键词
Self-assembled monolayer; Scanning probe microscopy; Nanotribology; Gold; X-ray photoelectron spectroscopy; Infrared spectroscopy;

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