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転動体に玉を用いたリニア軸受の転がり疲れ寿命に及ぼすグリース基油粘度と摩耗防止剤の影響

机译:転動体に玉を用いたリニア軸受の転がり疲れ寿命に及ぼすグリース基油粘度と摩耗防止剤の影響

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摘要

フレッチング対策として基油粘度を下げるのが(40℃での基油粘度が30mm~2/s程度)有効であることは文献等でもよく知られておりリニア軸受においても同様である.しかし正常稼働部位に低粘度基油グリースを用いると転がり疲労寿命が短くなる事は経験的に知られているが文献等での紹介はない.特にリニア軸受の場合,回転運動を支持する軸受(以下回転軸受)に比べ転がり疲労寿命の低下は顕著である.本報では膜厚比Λの低下(低粘度基油の選定)がリニア軸受の早期破損の原因となることを明らかにした.また,各種摩耗防止添加剤の効果とその発現が鋼球表面の色ならびに硬度に影響を及ぼすかをマイクロピッカースとナノインデンタにより確認した.

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