わが国においても平成25年6月14日に閣議決定された「日本再興戦略－JAPAN is BACK－」において，三次元造形システムの研究開発を国家プロジェクトとして推進することが盛り込まれた．また，「科学技術イノベーション総合戦略～新次元日本創造への挑戦～」（平成25年6月7日閣議決定）においては，三次元積層造形装置等の高度な生産技術を地域資源に結び付け，地域の産業競争力強化を推進することが盛り込まれている．こうした背景を踏まえ，平成26年度から5カ年計画で，金属材料，砂型材料を対象とした「三次元造形技術を核としたものづくり革命プログラム」がスタートした。本稿では，三次元積層造形の産業利用上の意義および課題，「三次元造形技術を核としたものづくり革命プログラム」の概要について紹介する．
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