超臨界流体染色の開発の現状と市場動向

堀 照夫

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超臨界流体染色の開発の現状と市場動向

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2009年に、世界で初めて超臨界流体染色の実用機を販売開始したオランダDyeCoo社のホームページに、世界中で染色に用いられる水の量が地中海1.5倍分(約6兆トン）に相当すると紹介している。1980年代には染色工程の見直しが行われ、水の使用量やエネルギー使用量はかなり節減されたが、未だに1kgの繊維の染色には約200lの用水が使われている。また、分散剤、均染剤などの助剤をはじめ、無機塩やアルカリ、酸などが添加され、これらは吸尽されなかった染料とともに廃液となって排出される。先進国では、染色廃液は高価な設備により処理された後、河川に流されるが、途上国では十分な処理をせずに廃棄されることが多い。このような現状を打破すべく、1989年、Schollmeyerは二酸化炭素を用いる染色を世界で初めて提案し、特許申請した。1991年には、学術論文として発表され、世界に衝撃が走るとともに世界各地でこの研究が活発に進められた。

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来源
《繊維学会誌》 |2018年第873期|P585-P589|共5页
作者
堀照夫;
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超臨界流体染色の開発の現状と市場動向

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