「科学とは」という問いを宙に浮かせないためには

小松美彦

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「科学とは」という問いを宙に浮かせないためには

机译：「科学とは」という問いを宙に浮かせないためには

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「科学とは」という問いが問いとしての意義をもつのなら，その背後には意義をもたせる何かが控えているはずである．多くの場合，次のような認識だ．「今日，科学技術の役割がますます大きくなっている」．皆に共有されていると思われがちなものである．だが，この認識は見かけ上は一つであっても，元来の問題意識に応じた二つに大別できるのではないか．第一は，人間による一方的な自然支配を大前提として，その支配を産業発展の活力にしようとする旧来の意識に基づくものであり，第二は，治水や氾濫対策と自然保護との両立を図る生態工学に象徴されるように，自然と人間の関係の転換を志向し，科学技術の役割をその調停役とみるものである．

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来源
《科学》 |2001年第6期|804-805|共2页
作者
小松美彦;
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作者单位

東京水産大学共通講座（科学史・

科学論専攻）;

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收录信息
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类自然科学总论;
关键词

「科学とは」という問いを宙に浮かせないためには

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