庭木の胴吹き芽から40年、石付盆栽の名品へ

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この樹の蔵者である石田氏は現在g代半ば、とある一流企業で要職を務めている。ほ年ほど前から盆栽に親しみ、激務をおして盆栽園通いを始め、少しずつ盆栽を購入してきた。マンション住まいだが部屋にはほどのルーフバルコニー(屋根のない室外スぺース)が備わつており、十分な日当たりと風通しを得て、盆栽育成の場として支障はない。山もみじ、獅子頭、けやき、いわしでなど、愛蔵樹はすべて雑木。古色を備えた逸品に惚れやすく、またそれぞれの歴史や逸話を繙(ひもと)く作業も楽しみだという。多くの盆栽園を訪れるが、中でも懇意としているのが大宮盆栽村の清香園である。その入れ込みぶりは激しく、「清香園.山田登美男さんの作風には、他の誰より私が一番心酔しています」と言い切るほど。そんな石田氏が特に惚れ込んだ一樹が、この石付のもみじである。しかし何度入手を望んでも、山田氏に断られ続けた。

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《近代盆栽》 |2020年第9期|46-49|共4页
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正文语种日语
中图分类园艺;
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庭木の胴吹き芽から40年、石付盆栽の名品へ

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