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肝機能障害者におけるlascufloxacinの体内動態

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摘要

新規キノロン系抗菌薬lascufloxacin (LSFX)の体内動態に及ぼす肝機能低下の影響と安全性を,Child-Pugh 分類による重症度が軽度および中等度の日本人男女の肝機能障害を有する13例(軽度11例,中等度2例)を対象に検討した。被験者には空腹時にLSFX 75 mgを単回経口投与後,LSFXならびにそ の代謝物である脱シクロプロピル体の血漿中濃度を高速液体クロマトグラフ法により測定し,薬物動態 解析を実施した。肝機能障害が軽度の被験者において,血漿中LSFXは投与後1.31時間で0.862 mug/mL (11例の平均 値,以下同様)のピーク濃度に達した後,15.5時間の半減期で消失し,AUC_infは14.4 mug?h/mL, CL/F は5.77 L/hであった。肝機能障害が中等度の被験者では,血漿中LSFXは投与後0.999時間で1.03 mug/ mL (2例の平均値,以下同様)のピーク濃度に達した後,21.5時間の半減期で消失し,AUC_infは18.8 mug?h/mL, CL/Fは4.51 L/hであった。血漿中脱シクロプロピル体は,肝機能障害が軽度および中等度 の被験者において,LSFXのそれぞれ1/10?1/5, 1/20?1/5の濃度値で推移した。LSFXおよび脱シク ロプロピル体の血漿中濃度は,肝機能障害が軽度と中等度の被験者でほぼ同様であり,軽度の被験者に 関しては,別試験で得られた健康成人(肝機能正常者)の薬物動態パラメータとも大差ないと考えられ た。本試験で認められた有害事象は,投与薬剤との因果関係なしと判断された重症度が軽度の便秘1 件のみで,臨床検査,バイタルサインおよび12誘導心電図検查に関して,臨床上問題となる異常変動 や異常所見も認められなかった。以上の結果から,軽度の肝機能障害者では,LSFXおよび脱シクロプロピル体の血漿中濃度に対する 肝機能低下の影響は少なく,LSFXを臨床で使用するにあたり用量の減量などの調整は不要と考えられ た。ただし,投与実績が少ない中等度以上の肝機能障害者に使用する場合は慎重に投与すべきと考える。

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