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ねじ結合部の負荷特性

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摘要

本研究で得た結論は以下のとおりであるこ(1)ナットの二面幅,強度区分及び材質を変化させ,単純引張負荷が作用する場合に,限界ナット高さの実験値とAlexander理論による計算値を比較したところ,Akxal血?理論では,二面幅が標準より小さくなった場合に,ナットの膨張量をかなり大きめに見積もることが明らかとなったが,二面幅の増大や材質の変化にはよく対応しており,このことから,ねじとタップ穴の締結に対しても,Akxandeま1理論が適用できることがわかった.(2)接触及びすべりを考慮した弾塑性FEM解析を実施したところ,ナットが釣り鐘状に変形し,この変形によって荷重分担率が変化することを確認した.また,ナットの仕様はねじ山の荷重分担率に影響を与え,そのことによって,破壊モードや破壊荷重が変化することを明らかにし,このような解析によって実験結果がよく説明できることを示した.なお,この研究は,平成9,10年度文部省科学研究費補助金(基盤研究B,課題番号:09450068)を受けて実施したことを記し,謝意を表します.

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