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2.院外処方における経口抗菌薬適正使用に向け た薬薬連携の構築と課題

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摘要

2016年に日本化学療法学会が中心となり感染症関連の7学会が共同で作成した抗菌薬の適正使用に向けた8学会提言「抗菌薬適正使用支援(AntimicrobialStewardship;AS)プログラム推進のために」を発表した。さらに,2017年に8学会合同抗微生物薬適正使用推進検討委員会から,ASの実践がどのような形で取り組まれるべきかのガイダンスである「抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス」が公表された。また,同年には厚生労働省が薬剤耐性対策における抗微生物薬の適正使用推進のために,「抗微生物薬適正使用の手引き第一版」を公表し,2019年には,3カ月以上の乳幼児から学童期までの小児における急性気道感染症,急性下痢症,急性中耳炎について追記した「抗微生物薬適正使用の手引き第二版」を公表した。医療機関の薬剤耐性(AMR)対策への取組みは院内だけでなく,外来で処方される抗菌薬についても適正使用を推進しなければならない。札幌医科大学附属病院では,外来処方における抗菌薬使用の適正化と保険薬局との情報共有化を目的として,2019年度より近隣保険薬局を対象として薬薬連携セミナーの継続開催を開始した。セミナーでは「AMR」についての講義を行い,さらに,「AMR」,「抗微生物薬適正使用の手引き」,「抗微生物薬トレーシングレポート運用」についてアンケート調査を行った。第1回セミナー参加者数は67名;アンケート回収率97(保険薬局薬剤師32名)であった。保険薬局薬剤師の約70程度が「抗微生物薬適正使用の手引き」を認知していたが,ほとんどの薬剤師が実際に使用したことがないことが判明した。また,約90の薬剤師が「抗微生物薬」の処方において疑義照会まではしないが,「処方内容に疑問を持つことがある」と回答し,約60の保険薬局薬剤師が「抗微生物薬トレーシングレポート」の運用を希望すると回答した。アンケート結果より,保険薬局薬剤師のAMRや抗菌薬適正使用に関する関心は高いが,業務で活用されていないことから,AMR対策におけるセミナーの継続および抗微生物薬トレーシングレポートの運用を開始した。本シンポジウムでは,保険薬局への啓発活動と情報共有化の充実を図ることを目的とした外来処方抗菌薬の適正使用推進への当院での取り組みについて紹介する。

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