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一関節筋および二関節範を含む筋座標系による脚の機能別実効筋力評価

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摘要

ヒトの脚を対象にして,出力分布と筋の協調活動パターンの関係が脚にも適用できることを確認し,さらに生理学的筋断面、積を参考にした機能別実効筋力の推定の可能性について検討しク脚の機能別実効筋力評価法を授案した?筋力という真の値が未知なものを推定し,その妥当性を検討するために,多くの実験により統計的に判断した部分もあるが,以下のことが明らかとなった。 1)の出力分布と筋活動の関係は,腕と同様な協調活動パターンが存在することからク生体外から測定が可能な出力分布から生体内の測定が不可能な機能別実効筋力を推定することが可能となった.このことから,表面電極では測定が不可能な,深部に存在する筋の評価も可能となる。2)従来の筋力評価である関節トルクから求めた脚の最大出力は実際の最大出力とは異なる。 したがって,機能回復訓練や筋力トレーニングなどに∴従来の筋力評価法を用いる場合には注意が必要である.今後は,リハビリテーションやスポーツの現場雷,3対6筋の基本モデルや出力分布と機能別実効筋力の関係ぎ生理学的筋断面積の値を適用することの妥当性を検証し,機能回復訓練や筋力トレーニングなどへの応用を試みることで,ここで提案した手法の有効性を確認し,実用化をめざす.

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