首页> 中文学位 >終わりのない旅——芭蕉における杜甫の受容をめぐって
【6h】

終わりのない旅——芭蕉における杜甫の受容をめぐって

代理获取

目录

文摘

英文文摘

声明

はじめに

第1章 李芒氏とその論

1.1李芒その人

1.1.1李芒その人(1920-2000)

1.1.2主な研究成果

1.2.「春望」について

1.2.2芭蕉庵への移住について

1.2.3蕉風の変遷について

1.2.4芭蕉の「軽み」と杜甫の「重み」

1.3李芒氏への私の反論

1.3.1芭蕉の「貧困落魄」について

1.3.2芭蕉の「官僚生活」について

1.3.3芭蕉の「家族との離れ離れ」について

1.3.4芭蕉の「国政衰頹」の時代背景について

1.3.5芭蕉の「多病のみ」について

1.3.6芭蕉の「深川移住」について

1.3.7芭蕉の『芭蕉庵』改名について

2.1曹元春そのひと

2.1.1曹元春其人

2.1.2主な研究成果

2.2 「芭蕉は杜甫から生涯にわたって影響を受けている」とする曹元春氏の論点

2.2.1漂泊の精神

2.2.2表現技法

2.2.3人間觀、自然觀

2.2.4思想の源流

2.3私の見解

2.3.1緻密な研究による文献学的成果

2.3.2思想と作品とのかかわり論について

第3章 『おくのほそ道』を座標軸として見た芭蕉の心の軌跡

3.1『おくのほそ道』の旅以前

3.1.1蕉風模索期

3.1.2蕉風確立期

3.2『おくのほそ道』の旅から軽みへ

3.2.1蕉風円熟期

第4章 魂の共鳴

placeholder

4.1.1広田二郎氏

4.1.2尾形仂氏

4.1.3加藤楸邨氏

4.1.4吉川幸次郎氏

4.2私の論のまとめ

おわりに

謝 辞

展开▼

摘要

本論文は杜甫と芭蕉とのかかわりについて論じた李芒氏の「芭蕉の句と杜甫の詩」と、対立する曹元春氏『杜甫と芭蕉』の論点を分析した上で、先学の研究成果を受容しながら再検討し、杜甫と芭蕉の新しい接点を見つけようとするものである。自論を展開していく過程では、収集しえた日本の著名な先学の、貴重な成果の恩恵も受容しながら、最初に李芒氏の論点に反論を加えていく。
   次に、自ら立脚する論の先を進んでおられる曹元春氏の論を整理して述べる。氏の論は非常に精緻に杜甫と芭蕉の一編一句の比較の上に成り立っているので、出典論として後学の我々が得る所非常に大きい。しかし、氏の指導者である赤羽学氏が曹元春氏の『杜甫と芭蕉』の序で、「今回の論文は、文芸精神の発現を柱としたために、杜甫並びに芭蕉の作家としての全体像の把握が希薄となってしまった」と指摘しておられる。
   ゆえに、自らは曹元春氏の論を継承しながら『おくのほそ道』を座標軸に据え、時代とのかかわりからも、作品をとらえかえしながら、俯瞰的な視野に立って、芭蕉の文芸精神や人生観高揚の過程を探っていく。
   最後に、芭蕉に魅せられ、この道の奥深くまで究められた先学たちが、「なぜ芭蕉に惹かれたか」を探り、私の結論の証明としたい。

著录项

相似文献

  • 中文文献
  • 外文文献
  • 专利
代理获取

客服邮箱:kefu@zhangqiaokeyan.com

京公网安备:11010802029741号 ICP备案号:京ICP备15016152号-6 六维联合信息科技 (北京) 有限公司©版权所有
  • 客服微信

  • 服务号