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海水の精密分析に適した内面コーティングバイアルの開発評価

机译：适用于精确分析海水的内涂层小瓶的开发评估

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Dissolution of silica from glass bottle sometimes influences accuracy of precision analysis of sea water, e.g. density and pH. We assessed and developed inside-coated glass vials to avoid dissolution of silica from glass at least ＜1 μM for seawater sample storage. Seawater storage experiments using specially-treated vials available commercially (sulfur treatment, coating with fluoloresin or inorganic-organic hybrid material or silicone) suggests that dissolution of silica decreases by up to 60-70% related to that in uncoated glass vial at 25-40℃. As a result of storage experiments using test product of thick fluororesin coated vials, we found that dissolution of silica from glass can be avoided by repeating coating process (application and calcination) at least 10 times. We made trial products of thick fluororesin coated vials by this coating process. The results of seawater storage experiments showed that this newly developed vials can avoid dissolution of silica from glass surface at least 163 days at 25-40℃.%市販の各種内面加工ガラスバイアル瓶について，ガラスからの海水へのケィ素の溶出速度を調べた.その結果，石英製バィアルを除くどの内面加工瓶も溶出抑制効果は認められるが，常温以上ではケイ素の溶出量を通常のガラスバイアルに比べ最大60～70%減少させる程度であった.厚膜のフッ素樹脂コーティング瓶を試作し検討した結果，塗装•焼成工程を10回以上繰り返すことで，ケイ素の溶出を抑えることが可能であることが見出された.この工程で内面フッ素樹脂コーティング瓶の多量試作を行い，溶出性能を評価したところ，40℃条件下で約半年間はケイ素の溶出が起きないことが確認された.以上により，本研究で開発した内面厚膜フッ素樹脂コーティングバイアル瓶は，極低溶出のサンプル保存容器として，研究用途としては充分な実用性があることが確認された.このような低溶出容器は，医薬品や，海水以外の精密分析における試料•標準物質の保管など，より広範な領域での活用も期待できる.現時点では，手作業による工程のため高コストであること，またガラス面からのフッ素樹脂の剥離により，意匠性に影響があること等から，より汎用的な製品としての実用化にはさらなる改良も必要であると考えられる.
机译：玻璃瓶中二氧化硅的溶解有时会影响海水精密度分析的准确性，例如密度和pH。我们评估并开发了内部涂层玻璃小瓶，以免二氧化硅从玻璃中溶解至少＜1μM，以用于海水样品存储。使用可商购的经过特殊处理的小瓶进行海水存储实验（硫处理，氟树脂或无机-有机杂化材料或硅酮涂层）表明，与未涂覆的玻璃小瓶中25-40的溶解度相比，二氧化硅的溶解降低了60-70％ ℃。作为使用厚氟树脂涂层小瓶的测试产品进行存储实验的结果，我们发现可以通过重复至少10次涂覆过程（涂覆和煅烧）来避免二氧化硅从玻璃中溶解。通过这种涂覆工艺，我们制成了厚氟树脂涂层小瓶的试验产品。海水储存实验结果表明，这种新开发的样品瓶在25-40℃时至少可以避免163天从玻璃表面溶解二氧化硅。％市贩の各种内面加工ガラスバイアル瓶について，ガラスからの海水へのケィ素の溶出速度を调べた。その结果，石英制バィアルを除くどの内面加工瓶も溶出抑制效果は认められるが，常温以上ではケイ素の溶出量を通常のガラスバイアルに比べ最大60〜70％减少させる程度で厚。厚膜のフッ素树脂コーティング瓶を试作し検讨した结果，涂装•焼成工程を10回以上缲り返すことで，ケイ素の溶出を抑えることが可能であることが见出された。この工程で内面フッ素树脂コーティング瓶の多量试作を行い，溶出性能を评価したところ，40℃条件下で约半年间はケイ素の溶出が起きないことが确认された。以上により，本研究で开発した内面厚膜フッ素树脂コーティングバイアル瓶は，极低溶出のサンプル保存容器として，研究用途としては充分な実用性があることが确认された。このような低溶出容器は，医薬品や，海水以外の精密分析における试料•标准物质の保管など，より広范な领域での活用も期待できる。现时点では，手作业による工程のため高コストであること，またガラス面からのフッ素树脂の置换により，意匠性に影响があること等から，より泛用的な制品としての実用化にはさらなる改良も必要であると考えられる。

著录项

  • 来源
    《海洋理工学会誌》 |2014年第2期|29-36|共8页
  • 作者

    鶴島　修夫; 今井　圭理;

  • 作者单位

    (独)産業技術総合研究所環境管理技術研究部門;

    〒305-8569 茨城県っくば市小野川16-1;

    北海道大学水産学部附属練習船おしょろ丸;

    〒041-8611 北海道函館市港町3-1-1;

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