ウナギを育む日本の干潟: 諫早湾問題を考えるもうーつの視点

佐藤正典

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ウナギを育む日本の干潟: 諫早湾問題を考えるもうーつの視点

机译：喂鳗鱼的日本潮滩：对Is早湾问题的另一种看法

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ニホンウナギは，今も昔も日本人にとってたいへん貴重な食料である。その骨は縄文時代の貝塚からも見つかっている。そのウナギがいまや絶滅危惧種に指定されるほど激減している。これは鹿児島県，愛知県，宮崎県などが主産地となっている国内のウナギ養殖業にとっても重大な問題である。「養殖ウナギ」は天然のウナギの子ども（シラスウナギ)を漁業者が採集し，それを池で育てたものなので，天然ウナギがいなくなれば，ウナギの養殖もできなくなる。したがってウナギの資源を維持するためには，不明な点が多い天然ウナギの生態を明らかにし，その自然界での生息場所を保全することが重要である。

机译：鳗鱼对日本人现在和过去都是一种非常有价值的食物。在绳纹时期的贝壳丘中也发现了骨头。现在鳗鱼已枯竭至足以被指定为濒危物种。对于国内的鳗鱼养殖业来说，这也是一个严重的问题，鹿儿岛，爱知县和宫崎县是主要的产区。 “养殖鳗鱼”是由渔夫收集并在池塘中抚养的天然鳗鱼（玻璃鳗），因此，如果天然鳗鱼消失了，将不可能进行鳗鱼养殖。因此，为了维持鳗鱼的资源，弄清天然鳗鱼的生态并保护其自然栖息地非常重要。

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来源
《科学》 |2016年第9期|974-976|共3页
作者
佐藤正典;
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作者单位

鹿児島大学;

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