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聖路加国際病院における最近6年間のカンジダ血症についての検討

机译:最近六年在圣路嘉国际医院检查念珠菌病

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摘要

聖路加国際病院において1993年11月から1999年10月までの6年間に血液培養でカンジダが検出された71例のうち調査可能であった59例について,菌種,感染源,患者背景,危険因子,合併症,治療法と予後などについて検討した.カンジダ血症の菌種は,Candida albicans(52%)が最も多く,次いでCandida tropicalis(11%)が多くみられた.感染源としては,88%の症例は中心静脈カテーテル感染によるものと考えられた.危険因子としては,中心静脈カテーテルの5日以上の長期留置,基礎疾患として消化器病,消化器手術後,広域または多剤抗菌薬の5日以上の使用,副腎皮質ステロイド剤使用などであった.合併症は約半数(47%)にみられ,眼内炎(19例,32%)が最も多く,5日以上カンジダ血症によると考えられる発熱が続いた例では56%にみられた.また敗血症性ショックが(12例,20%)にみられた.カンジダ血症に起因した死亡率は全体で46%であった.フルコナゾールのみで治療された34例では死亡率50%であった.アンホテリシンBで治療された20例では死亡率40%であり,アンホテリシンB治療群の方が死亡率はより低かった.しかし統計学的な有意差は認めなかった.カンジダ血症の早期発見のためには,上述の危険因子のある患者において発熱がみられた場合,血液培養,眼底検査が必要と考えられた.カテーテル感染の疑わしい例では血管内カテーテルの早期抜去と培養検査が必要である.カンジダ血症が判明した場合,眼底検査と共に全例治療を行う必要がある.特に重症例やCandida albicans以外のカンジダ血症ではアンホテリシンBの投与がより確実な治療法であると考えられた.
机译:从1993年11月至1999年10月的6年中,在圣路嘉国际医院的血液培养中检出71例念珠菌,从细菌种类,感染源,患者背景,我们检查了危险因素,并发症,治疗方法和预后。白色念珠菌(52%)是最常见的念珠菌血症菌株,其次是热带念珠菌(11%)。作为感染源,有88%的病例被认为是由于中心静脉导管感染引起的。危险因素包括长期放置中央静脉导管5天或更长时间,胃肠道疾病为基础疾病,胃肠道手术,5天或更长时间广泛使用或使用多种药物的抗菌药物以及使用皮质类固醇。 ..约一半(47%)出现并发症,眼内炎(19例,32%)是最常见的,被认为是由念珠菌血症引起的发烧持续了5天或更长时间的占56%。此外,观察到败血性休克(12例,20%)。因念珠菌血症导致的总死亡率为46%。单独使用氟康唑治疗的34例患者的死亡率为50%。在使用安普霉素B治疗的20例患者中,死亡率为40%,在安普霉素B治疗组中,死亡率较低。但是,没有观察到统计学上的显着差异。为了早期发现念珠菌血症,当在具有上述危险因素的患者中观察到发烧时,认为必须进行血培养和眼底检查。怀疑导管感染的病例需要及早取出血管内导管并进行培养测试。如果发现念珠菌血症,则必须对所有病例进行眼底检查。特别是在严重情况下和白色念珠菌以外的念珠菌血症中,两性霉素B的给药被认为是更可靠的治疗方法。

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