第2章で取り上げたように,単一の正弦波を使って1つの周波数でネットワークを励振して,その周波数でのゲインと位相シフトから周波数応答を測定できることを思い出しましょう.次に励振信号の周波数を変更して,希望する周波数すべてをカバーするまで測定を繰り返します.周波数を変更するたびに,ネットワークからの応答が定常状態にセトリングするのを待って測定を始めなくてはならないので,時間がかかります.多くのネットワーク·アナライザはこのように動作するもので,2チャネルDSA(Dynamic Signal Analyzer)を使って同様に測定を行うことができます.
展开▼