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ポリプロピレン射出成形品の構造と物性: Ⅻ.ポリマーブレンドと成形品の構造及び物性

机译:ポリプロピレン射出成形品の構造と物性: Ⅻ.ポリマーブレンドと成形品の構造及び物性

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摘要

ポリマーブレンド成形品中の各成分の分散状態は,成形品の機能・性能に大きく影響するので,その制御はポリマーブレンド・アロイ技術の中心課題である.従って,その研究は活発に行われ,多くの高機能・高性能ポリマーアロイ成形品が開発されている.ポリマーブレンド成形品の分散状態は多彩な制御が可能で,ポリマーアロイ技術の“華”とも言えるので,本テーマについては少し詳しく述べることにする.分散状態の定量的パラメータとして,分散粒子の変形度,配向度及び大きさなどが代表的なものである.それらは 各成分の配合,レオロジー特性,界面張力,成形条件などにより決定される.分散状態を表す定量的パラメータは互いに深く関わっているので,個々について見ていくのは困難である.従って,ここでは一緒に述べることにする.まずポリマーブレンドPP射出成形品の分散状態一般について調べ,次にその形成に関するモデル実験を紹介する.

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