中国からのブラックカーボン粒子排出が大幅減少-長崎県·福江島での大気濃度長期観測からの評価

金谷有剛

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中国からのブラックカーボン粒子排出が大幅減少-長崎県·福江島での大気濃度長期観測からの評価

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「ブラックカーボン粒子（BC）」は，人間活動による化石燃料の不完全燃焼や森林火災等によって大気中へ排出された「すす」のことで，太陽光を直接吸収することと，高緯度の雪氷面に沈着して反射率を低下させることによって，地球の放射バランスに影響する．現代における全球レベルでのBCの排出量や大気中濃度は，産業革命前より増加しており（図1），BCは地球温暖化に寄与していると考えられている．IPCC（国連気候変動に関する政府間パネル）の第5次評価報告書では，BCは＋0.05～0.85Wm~(-2)の実効放射強制力をもつとされ，CO_2やメタンの寄与（それぞれ＋1.82, ＋0.48Wm~(-2)と比較しても無視できないものとされている．そのため，BCについてもCO_2等と同様に，排出量の変動を把握し，濃度増減との関係性を理解して，排出削減を本格化することが課題となっている．また，BCは一般に2.5pm以下の微小サイズの粒子（PM2.5）に分布する成分であり，呼吸器の奥深くまで入り込みやすく，健康に影響する大気汚染物質ともみなされる．

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来源
《自動車技術》 |2021年第6期|92-97|共6页
作者
金谷有剛;
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作者单位

海洋研究開発機構地球表層システム研究センター;

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收录信息美国《科学引文索引》(SCI);
原文格式 PDF
正文语种日语
中图分类汽车工程;
关键词

中国からのブラックカーボン粒子排出が大幅減少-長崎県·福江島での大気濃度長期観測からの評価

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